株式会社昭和コンサルタント
世代間ギャップを乗り越え、互いに認め合える
コミュニケーション手法で生産性を向上
導入の背景
ベテラン層と若手社員が互いに尊重しあう、生産性の高い職場に
株式会社昭和コンサルタントは、徳島県徳島市に本社を置き、建設や補償のコンサルタント業務から、測量、地質調査、また一級建築士事務所としての業務も担う企業です。
昭和コンサルタントは、昭和37年に創立され、現在は常駐社員が24名の体制で運営しています。世代別に見てみると、40〜70代のベテラン社員が20名と、そのほとんどを占めている状況です。逆に、20〜30代の若手社員は4名しかおらず、2割にも満たない状況です。
ベテラン社員は、長年培ってきた確かな技術と知恵を持って、この会社を支えている大切な屋台骨です。しかし、会社の5年後・10年後を考えた時、危機感も感じているのも事実です。現状では、所謂「世代間ギャップ」もあり、ベテラン層と若手社員との意思の疎通が難しいと感じています。若い発想や新しい手法を取り入れる柔軟性が、全社的に不足しているように感じています。それに伴い、社員同士が、業務上で相手に依頼やアドバイスなどをしても、円滑に受け止める事ができていない…などの弊害が出ています。
目指す体制としては、老若男女問わず、様々な社員の多様な考え方を皆で共有し、検討し、それぞれが納得できる取り組みを進めていきたいと考えています。ベテラン層も若手社員もお互いの存在を認め合い、協力して力を発揮し、会社全体の士気を上げていきたい。若手社員の新しい風を吹き込み、後世につなげたい。そうすることで皆が主体的に動くことができ、風通しも良くなり、現状不足している若手社員の採用や離職の防止にもつながると考えています。
具体的なアプローチ方法
具体的な「あるある事例」を元に、グループディスカッションで気づきを促す
「コミュニケーション力の向上」を大テーマとした研修を実施しました。併せて社員同士の交流の機会を設ける事も目的としていたため、全社員を対象としました。
最初に「お互いを認め合うことにより、より力を発揮できる関係性を築くことができる」という事を理解してもらった上で、そのためのコミュニケーションの手法を具体的に学びました。社員同士がより良い関係性を築くためには何をどうすれば良いのか、論理的に分かる研修をオリジナルで考案頂きました。
「社員同士の関係性が上手くいっていない架空の職場」を舞台とした”あるある事例”を元にまずその職場の抱える課題を考察。そこでチームワークを向上させるために、それぞれの立場においてどのように対応すべきかを、グループ毎にディスカッションしました。
例えば、「言われた事しかしない」タイプの社員に対し、諦めて放置するのではなく、前向きに仕事に取り組む姿勢を持ってもらうためには、どのように声かけし話を進めれば良いのか、実際に相手に伝えたい事が伝わっているのかなどについて、順を追って議論しました。
導入後の成果
業務において研修内容を意識し、目指す体制への第一歩を踏み出す
今回の「ディスカッションの多いコミュニケーション研修」では、「個人のマネジメント能力の向上」や「チームの組織力向上」という、目標に直結した論議を実施することができました。
研修後の日々の業務においても、社員一人ひとりが研修で扱った内容を意識して動く場面が多くなったと感じています。少しづつではありますが、目指す体制に一歩一歩近づいている感触を得ています。
導入企業プロフィール
- 株式会社昭和コンサルタント
設立:昭和37年2月22日
代表者:緒方 茂
メンバー:29名(男性:25名 女性:3名 パート:1名)
本社:〒770-8006 徳島県徳島市新浜町1丁目1番30号 佐々木開発工業ビル2階
事業概要:建設コンサルタント、測量業者、地質調査業者、補償コンサルタント、一級建築士事務所