松本和恵さん
軸のブレない「自分」を手に入れ、息の長い仕事の継続を目指す
コーチングを受けようと思ったきっかけ
長く勤められる仕事を見つけ、自己肯定感アップを目指す
数年前、高校卒業時から正社員で15年間勤めた会社を退職しました。最後は「店長」というポジションまで上り詰め、「仕事をやりきった」と感じていた事と、年齢なりの今後の働き方を模索し、ポジティブな思いで転職しました。しかし、転職後はなかなかうまくいかず、短期間で職場を転々としました。正社員時代は仕事が順調な期間が長かった事もあり、そのギャップの大きさから、だんだん自己肯定感も下降気味に。
「なぜ、仕事が続かないのか」と悩むうち、自分自身の適正も分からなくなりました。そして、「落ち着いて、長く勤められる仕事に就きたい」「自分自身をしっかり理解し、自己否定をなくしたい」という思いが強くなっていきました。
そんな中、派遣社員として働いていた際、営業担当だったまえさんが独立されたことをFacebookで知り、連絡をとりました。「コーチング」を受ける事で、自分自身の考え方や物の見方を変えられるのではないか、マイナスではなくプラスに捉えられる方法を見つけられるのではないか、という期待を持ちました。
具体的なコーチングの内容
自分に合う職業と出会うのではなく、出会った職業で力を発揮できる自分に
3ヶ月間のコーチングで、前半は主に転職支援。早々に仕事が決まったので、後半は新しい職場において長く仕事を続けるにはどうすれば良いのかについて話しました。
コーチングを始める際、まえさんから「”自分に合う職業と出会う”のではなく、”出会った職業・職場で力を発揮できる自分になる”」というテーマをいただき、目から鱗でした。
まずは「自分について知る」「気付かず、無意識にしていた事に気づく」というような事や、「考え方の癖」を探すところからスタートしました。自分の感情はどのように動いているのか、自身のニーズ(せざるを得ないもの)や価値(魅力的なもの)などについて、深く掘り下げてじっくり自身と向き合いました。
結果、いつも無意識に「すいません」という言葉を発し、自ら自分を低いポジションに置いている事。それにより大事な時に、自分の主張や意見ができなくなる事に気づきました。 また、自分は「必要とされる」「人を喜ばせる」事を求めていること、「人に流されず、困難があっても乗り切れるようなブレない自分」を目指している事なども、具体的に見えてきました。
後半の「仕事を長く続けていく事」についての考え方として、職場において「嫌だ」と思う事が出てきた時、「この職場で経験を積み、安定して長く勤められるように」と思って入社した「原点」の気持ちを思い出す事で、ネガティブな感情の堂々巡りから解放される事を知りました。
また、上司への要望の伝え方など、どのような流れで話を進めれば良いのか具体的なアドバイスも頂きました。実践してみることで、こちらの意欲も伝わり、仕事の指示も気持ち良く出してもらう事ができるようになり、信頼関係の構築にも繋がったと思います。 同時に職場で「素の自分を見せられる味方」、具体的には、助けてくれる人・吐き出せる人・相談できる人・共感しあえる人を見つけるという目標も掲げ、それについてもアドバイス通り実践したところ、実際に私をフォローしてくださる人も見つかりました。
コーチングを受けた後の変化
考え方のネガティブな癖が改善し、ポジティブなスパイラルが回り始める
まず、自ら自己肯定感を下げるきっかけになっていた癖「すいません」を、意識しなくても言わないようになりました。
また、以前は仕事で一つ嫌な事を見つけると、そこばかりに目が行き、結局仕事自体が嫌になって退職を繰り返す…という負のスパイラルに陥っていました。しかし、今はアドバイスを頂いた通り「原点」に立ち返り、初心を思い出す事で気持ちを切り替えられるようになりました。
そうする事で、ポジティブな方に目をむけられるようになり、「嫌だ」と感じていた事も気にならなくなり、そういう心持ちで仕事をしていたら、同僚もフォローしてくれるようになり…プラスのサイクルが回り始めました。
これまでの自分は、流される事・ブレる事が多かったように思います。しかし、今回コーチングを受けた事で、自分自身にブレない軸を作るきっかけをもらった気がしています。
今後の展望・目指していること
自分の特性を理解し、軸のブレない「自分」に
先ほどもお話ししたように、コーチングに出会うまでは、仕事で嫌な事を見つけると、そこにフォーカスし過ぎて負のスパイラルに陥ったり、悩み続けてしまいがちでした。
しかし今回「どう捉えるのかは、自分次第で変わって来る」という事を学びました。
今後は、しっかりと自分の特性を自覚し、ネガティブな感情に囚われても、原点に立ち返って自分自身で立て直せるよう、軸のブレない自分になりたいと思っています。
まえさんに掛けてもらった言葉を時折思い出しながら、大きな目標であった「息長く、仕事を続けて行く事」を、これからも楽しみながら目指していこうと思っています。